ゼニカルとオルリファストは、どちらも有効成分が「オルリスタット」で、脂質の吸収を抑制するダイエット薬です。ゼニカルは先発医薬品、オルリファストはジェネリック薬で、ゼニカルよりも安価に購入できます。
「オルリファスト」とは、脂質の吸収を抑制するダイエット薬で、「ゼニカル」のジェネリック薬。
どちらも有効成分が『オルリスタット』の医療用医薬品です。
ジェネリックのオルリファストのほうが安価です。
| 商品名 | オルリファスト | ゼニカル |
|---|---|---|
| イメージ |  |  |
| 有効成分 | オルリスタット | |
| オルリスタット含有量 | 120mg | 120mg |
| 脂肪吸収阻害率 | 約30％ | 約30% |
| 医師の処方・相談 | あり （医療用医薬品） | あり （医療用医薬品） |
| 価格(税込) | 3,190円～ ※DMMクリニックの15日お試しプラン | 7,500円～ 13,000円程度 |
| 購入方法 | 来院・オンライン診療 | 来院・オンライン診療 |
DMMクリニックの公式ページに”脂肪吸収抑制プラン”としてオルリファスト単体の金額として3,190円と掲載されています。
この記事では、オルリファストの効果から副作用の危険性、口コミ、購入方法まで詳しく解説します。
※先に知りたい項目があれば、上記の中から選んでタップ/クリックするとスクロールできます。
オルリファストの効果
- 食事で摂取した脂質約30%の吸収を抑制
- 余分な油分は便として排出
→体重減少やダイエット効果が期待できる
| イメージ |  |
|---|
| 期待できる効果 | ・食事で摂取した脂質約30%の吸収を抑制 ・余分な油分は便として排出 →体重減少やダイエット効果が期待できる |
|---|---|
| 効果を実感する期間 | 体重の変化は服用後2～3週間 ※個人差あり |
| 対象者 | ・脂肪分をコントロールしたい人 ・ダイエット効果を期待したい人 |
| 有効成分 | オルリスタット |
| 可能性がある副作用 | ・油が漏れる ・便がもれる ・おならの増加 ・下痢 ・脂溶性ビタミン不足 ・肌荒れや脱毛 |
オルリファストの主な効果は、食事で摂取した脂質の30%が阻害されることです。
そのため、体重減少効果が期待できます。
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オルリファストはいつから効果を感じる？
- 服用後24〜48時間：余分な油分を便として排出
- 服用後2～3週間：体重減少
- 服用後1年：6.1kgの体重減少（研究結果）
※個人差があります。
上記はオルリファストと同じ有効成分「オルリスタット」を含む薬を服用した場合です。
体重減少の効果を感じ始めるのは、服用後2～3週間が平均。
なお、海外の試験では、オルリファストと同じ有効成分「オルリスタット」を含むゼニカルを1年間服用後、体重が6.1kg減少したとの結果も出ています。
この試験を受けた1561人のうち、45.3%の人が元の体重から5%以上減少、20.2%の人が10%以上減少したそうです。
参考：海外の試験（Xenical, INN-Orlistat）
【臨床試験結果】1年間オルリスタットを服用した効果
オルリファストとゼニカルは、有効成分がどちらも「オルリスタット」です。
こちらではオルリファストの先発医薬品ゼニカルを1年間服用した海外の試験結果を、日本語に訳して紹介します。
XENICAL®（オルリスタット）120mgの1年間服用データ（プラセボと比較）
※XENICAL®120mg（1日3回）＋食事療法 vs プラセボ＋食事療法
※データは5つの試験の統合解析、52週時点の意図的治療（ITT）集団に基づく
| 項目 | オルリスタット 60mg (n=452) | オルリスタット 120mg (n=1561) | プラセボ (n=1119) |
|---|---|---|---|
| ランダム化時の初期体重（kg） | 97.3 | 97.0 | 97.1 |
| 平均体重減少（kg） | -6.1 | -6.1 | -2.6 |
| 最小二乗平均（LSM）差（kg） | -2.6 | -3.2 | — |
| p値 | <0.001 | <0.001 | — |
※ 最小二乗平均差（LSM）は、施設、導入期間中の体重減少割合、層別変数との交互作用（施設×層別、施設×治療、治療×層別）をモデルに含めた補正平均。
※ p値 < 0.001 は統計的に有意な差を示す。
※ CPMP（欧州医薬品評価委員会）からの要請により、体重が10%以上減少した「レスポンダー」の割合データも求められた（下記に追加可）。
体型・体格の変化
| リスク因子 | XENICAL®群 | プラセボ群 | 解説 |
|---|---|---|---|
| ウエスト周囲径（cm） | -6.45 | -4.04 | 内臓脂肪の減少を反映 |
| ヒップ周囲径（cm） | -5.31 | -2.96 | 下半身の脂肪減少もより顕著 |
参考：海外の試験（Xenical, INN-Orlistat）
臨床試験の体重減少効果のデータをもっと見る（日本語訳）
ゼニカル（オルリスタット）1年間の治療による体重減少効果
ランダム化後のデータに基づく（意図的治療集団）
| 試験番号 | 体重減少 ≥5% | 体重減少 ≥10% | ||
|---|---|---|---|---|
| ゼニカル（人数） | プラセボ（人数） | ゼニカル（人数） | プラセボ（人数） | |
| 14119B | 35.5%（110名） | 21.3%（108名） | 16.4%（110名） | 6.5%（108名） |
| 14119C | 54.8%（343名） | 27.4%（340名） | 24.8%（343名） | 8.2%（340名） |
| 14149 | 50.6%（241名） | 26.3%（236名） | 22.8%（241名） | 11.9%（236名） |
| 14161‡ | 37.1%（210名） | 16.0%（212名） | 19.5%（210名） | 3.8%（212名） |
| 14185 | 42.6%（657名） | 22.4%（223名） | 17.7%（657名） | 9.9%（223名） |
※ 1年目の食事療法は低カロリー食を使用。
※ 治療内容：ゼニカル 120mg（1日3回）＋食事療法 または プラセボ＋食事療法。
※ データは「意図的治療集団（Intent-to-Treat）」に基づき、最終観察データを繰り返し適用（LOCF法）。
※ すべての試験は肥満治療専門施設で実施されたが、試験14161のみプライマリケア医による実施。
XENICAL®（オルリスタット）1年間の治療によるリスク因子の平均変化
ランダム化後、全体集団のデータに基づく
| リスク因子 | ゼニカル 120 mg | プラセボ |
|---|---|---|
| 代謝関連： | ||
| 総コレステロール | -2.0% | +5.0% |
| LDLコレステロール | -4.0% | +5.0% |
| HDLコレステロール | +9.3% | +12.8% |
| LDL/HDL比 | -0.37 | -0.20 |
| 中性脂肪（トリグリセリド） | +1.34% | +2.9% |
| 空腹時血糖値（mmol/L） | -0.04 | +0.0 |
| 空腹時インスリン（pmol/L） | -6.7 | +5.2 |
| 心血管関連： | ||
| 収縮期血圧（mmHg） | -1.01 | +0.58 |
| 拡張期血圧（mmHg） | -1.19 | +0.46 |
| 身体測定関連： | ||
| ウエスト周囲径（cm） | -6.45 | -4.04 |
| ヒップ周囲径（cm） | -5.31 | -2.96 |
※ 治療内容：ゼニカル 120mg（1日3回）＋食事療法 または プラセボ＋食事療法。
※ データは52週時点のintention-to-treat集団に基づき、5つの臨床試験の観察データを統合したものです。
引用：ゼニカルFDA 添付文書
オルリファストは飲むだけで痩せる薬ではありません。
食事や運動などの生活習慣の改善も一緒にすることで、より効果が期待できます。
オルリファストの効果的な飲み方
※基本的に脂質が多い食事を摂取するときに服用する
- 1回1錠
- 1日3回まで（必ず3回飲む必要はない）
- 食事中、または食後1時間以内に服用
オルリファストは、食事から摂取した脂質に対して効果を発揮します。
そのため、脂質が少ない食事の際に服用しても、あまり効果が期待できません。
上限は1日3回ですが、必ず3回服用する必要はなく、脂質が多い食事の時だけ服用する方もいるようです。
副作用の心配があるので、1回2錠以上服用しないようにしましょう。
こちらも個人差があるので、服用回数などの飲み方も医師に相談することをおすすめします。
オルリファストとゼニカルの違い
オルリファストはゼニカルのジェネリック薬です。
有効成分は同じで効果に違いはなく、値段はオルリファストのほうが安価です。
| 商品名 | オルリファスト | ゼニカル |
|---|---|---|
| イメージ | | |
| 有効成分 | オルリスタット | |
| オルリスタット含有量 | 120mg | 120mg |
| 脂肪吸収阻害率 | 約30％ | 約30% |
| 医師の処方・相談 | あり （医療用医薬品） | あり （医療用医薬品） |
| 価格(税込) | 3,190円～ ※DMMクリニックの15日お試しプラン | 7,500円～ 13,000円程度 |
| 購入方法 | 来院・オンライン診療 | 来院・オンライン診療 |
DMMクリニックの公式ページに”脂肪吸収抑制プラン”としてオルリファスト単体の金額として3,190円と掲載されています。
オルリファストの副作用がやばいって本当？
オルリファストを飲むと副作用が出る可能性があります。
「オルリファストの副作用はやばい？」と心配になっている人は、以下2項目の解説を読んでいただき、副作用のリスクについて知っておきましょう。
オルリファストで可能性がある副作用と対策
| 可能性がある副作用 | 対策 |
|---|---|
| ・油が漏れる ・便がもれる ・おならの増加 ・下痢 | ・脂っこい食事を控える ・便漏れパッドや大人用おむつで対策する |
| ・肌荒れや脱毛 ・脂溶性ビタミン不足 | ・肌の保湿ケア ・サプリでビタミンを補給 |
最も多いのは、下痢や油漏れ、便失禁などの消化器系トラブルです。
次に、肌荒れや脱毛といった副作用が起こる人も。
オルリファスト/オルリスタットを摂取することで、脂溶性ビタミン（ビタミンA、D、E、K）も排出されてしまうため、乾燥、にきび、赤み、かぶれなどの肌荒れ、脱毛などのトラブルが起こる可能性もあります。
副作用は服用から2週間以内に起こりやすい
これらの副作用は服用から2週間以内に起こることが多く、次第に発現率は減っていくのが一般的です。
ただし、あまりにも副作用が続くか増強するようでしたら、服用をやめて医師に相談しましょう。
副作用の症状や期間には個人差があります。
気になる症状が出た人は、必ず医師に相談しましょう。
オルリファストが服用できない人
- オルリファストに含まれている成分によって過去にアレルギー症状が出た人
- 慢性吸収不良症候群のある人
- 胆汁うっ滞のある人
- 妊娠中または授乳中の人
参考：クリニックフォア
オルリファストとの併用に注意が必要な薬
- シクロスポリン（免疫を抑制するお薬）
- レボチロキシン（甲状腺機能低下症などの治療薬）
- ワーファリンなどの抗凝固薬（血液をサラサラにするお薬）
- アミオダロン（不整脈の治療薬）
- 抗てんかん薬
- 抗レトロウィルス薬（HIV治療薬）
参考：クリニックフォア
薬の飲み合わせの自己判断は危険です。
必ず医師に相談しましょう。
オルリファストはどこで購入できる？
- オルリファストに市販薬はない（ドラッグストアやAmazonにはない）
- 安全な入手方法はクリニックでの医師の処方
オルリファストは医療用医薬品なので、市販薬はありません。
ドラッグストアやAmazonなどのネット通販では入手できないので、クリニックで医師に処方してもらいましょう。
個人輸入は危険！オルリファストは医師の処方で
海外から個人輸入する方法もあるかもしれませんが、粗悪品や偽物が届くもあり危険性が高いので推奨できません。
オルリファストを安全に入手するには、クリニックで医師に処方してもらいましょう。
なお、オルリファストの処方は自由診療なので自費になります。
自由診療でオルリファストが処方された場合の費用はクリニックによって差があるため、クリニック選びは重要です。
オルリファストの処方はオンラインクリニックがおすすめ！
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- 費用が安い
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| クリニック名 |  DMMクリニック |  フィットクリニック |  デジタルクリニック |
|---|---|---|---|
 オルリファスト120mg | 3,190円〜（税込） | 4,930円～（税込） | 8,667円（税込み） ※ゼニカル |
 メトホルミン | 1,595円～ | 取り扱いなし | 取り扱いなし |
| 初診料 | 0円 | 0円 | 1,650円 |
| 信頼できる実績 | 実績100万件*の診療実績 | 記載なし | 診療実績1.5万件以上 |
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3,190円(税込)～ | 7,920円～（税込） | 23,833円〜/本（税込） |
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